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地方発行ビザのリスク
(読者からの投稿)

困った人 :

突っ込みどころ満載だと思いますが、皆様の参考に少しでも役立てばと思い「私の困ったケース」を投稿します。

前の職場を離職後、就業ビザ(就業証と居留許可証)の有効期限が切れるタイミングでした。

パスポートの有効期限も一年以内に迫っていた為、パスポートを在上海日本国総領事館で更新しました。

上海に残って就職活動をしたいと考えていたところ、

あるビザ申請代行業者から「日本に帰らず、上海に居ながらにしてFビザ マルチ 6か月を取得できる。」と聞きました。

業者の言う通りFビザの取得を依頼し、待つこと2週間、確かに更新後のパスポートには「Fビザマルチ6か月」のビザが貼付されていました。

偽物ではありません。

更新後のパスポートには入出国記録が全くないため、古いパスポートも同時に持ち歩いていました。

しかし、偶々パスポートをカバンに入れてあった時に、私の不注意でそのカバンを置き引きにやられてしまいました。

まず公安局に、パスポートやその他の荷物の遺失盗難届を出し、その届け出を持ってパスポート紛失証明書の発行の為に、上海市入出境管理局(浦東)に行きました。

問題はここで明らかになりました!

更新後のパスポートにて申請登録されてあるはずのFビザ6か月の記録が無い(=登録されていない)と上海市入出境管理局から説明を受けました。

また、更新後のパスポートの記録も無い、と言われました。

どうやらそのビザ取得代行業者は、別の地方にビザを送り、Fビザマルチ6か月の申請登録をしていたようです。

地方で申請取得したビザの記録が上海では記録が出ないのです。

要するに、更新後のパスポートにて私の身分を上海で確認できる記録は何も無く、中国政府にとって私は失効のパスポートとビザのまま上海に滞在する人、となってしまいました。

上海市入出境管理局はパスポート紛失証明の発行を拒否しました。

パスポート再発行にはこの紛失証明を日本国領事館に提出することが必要なのです。
また上海市入出境管理局でパスポート紛失証明を発行するならば、更新後のパスポートでの入出国の記録も無い為、「確かに日本国が発行したパスポートだと証明する証明書」の提出を要求しました。

これが何を意味するかというと、領事館の公式文書で証明できないのであれば電車かバスでそのビザが申請登録してある地方まで行って、宿泊もできずにパスポート紛失証明を現地の入出境管理局にて取得する、ということです。

現実的には無理です!

知らない内にかなりリスキーな状態になっていて、それに気付かないその時にパスポートを遺失してしまったのです。

日本国政府は「確かに日本国が発行したパスポートだと証明する証明書」のような公式文書を発行していません。

領事館の方のご尽力により、最終的に日本国総領事館が「帰国のための臨時渡航書」を発行すれば、例外的に、パスポート紛失証明の発行無しに出国ビザを発行する、ことを上海市入出境管理局は許可しました。

要するに、日本帰国の為だけの臨時パスポートにて帰国の為の出国ビザを取得する、ということです。

この出国ビザは「Lビザ入出境零(0)次」という名称です。

もちろん、日本に帰国して遺失事由によるパスポート再発行と、日本でのビザ申請取得が必要となりました。

私のようなケースはとても稀だと思いますが、リスクを知らせずにビザ取得代行をする業者がいること、そして地方で取得したビザの場合は上海で何かトラブルが発生した時に困ったことになるかもしれない、ということは皆さん知っておいて損はないと思います。

お気をつけて。
(2009年12月24日 15:42)

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